結婚式で揺れるピアスはマナー違反？OK例と大ぶりの基準を解説

お呼ばれされた結婚式、ドレスやヘアスタイルが決まると、次はアクセサリー選びですよね。

特に「揺れるピアス」って、マナー違反なのかな？と不安に思う方も多いのではないでしょうか。この記事では、そんな結婚式での揺れるピアスのマナーに関するお悩みをスッキリ解決！

自信をもっておしゃれを楽しむための、具体的なOK・NG基準からおすすめアイテムまで詳しくご紹介しますね。

結婚式の揺れるピアスマナー、その心配もう不要です！

大切なご友人の結婚式、心からお祝いしたいですよね。

服装も決まって、あとはアクセサリーだけ…というところで、「この揺れるピアス、マナー的に大丈夫かな？」と、ふと手が止まってしまった経験はありませんか？周りから浮いてしまったり、マナー違反だと思われたりしたらどうしよう…。

考えれば考えるほど不安になるその気持ち、とってもよく分かります。

恥をかく前に知りたい！ピアスマナーの新常識

まず、どうぞ安心してください。「結婚式で揺れるピアスは絶対にNG」というルールは、もはや過去のものになりつつあるんです。もちろん、どんなデザインでも良いわけではありませんが、昔ながらの厳しいマナーは現代の価値観に合わせて少しずつアップデートされています。

大切なのは、古いルールに縛られるのではなく、今の時代に合った「新常識」を知っておくこと。この記事を読み終える頃には、ピアスのマナーで迷うことはきっとなくなります。

OK・NGの境界線は「デザインの上品さ」にあり

では、現代の結婚式において、揺れるピアスのOK・NGはどこで判断されるのでしょうか。その最も重要なキーワードが、「デザインの上品さ」です。友達と遊ぶときのようなカジュアルなピアスではなく、フォーマルな場にふさわしい品格があるかどうかが問われます。

具体的には、こんな要素で判断してみてはいかがでしょうか。

• 素材: K10やK18、プラチナといった貴金属、または宝石、パールが使われているか。
• デザイン: 繊細で華奢なチェーンや、小ぶりなモチーフであるか。
• 輝き: ギラギラと下品に光るのではなく、あくまで上品な光沢やきらめきであるか。

これらの基準を満たしていれば、揺れるデザインであっても、お祝いの気持ちを表す華やかなアクセサリーとして、とても素敵な選択肢になりますよ。

大切なのは「花嫁への配慮」という基本原則

アクセサリーマナーの様々なルールの中でも、絶対に忘れてはならないのが「主役である花嫁への配慮」という大原則。ゲストの装いは、あくまで花嫁を引き立てるためのものです。これは、時代がどれだけ変わっても揺るがない、最も大切なマナーと言えます。

具体的には、以下の点は必ず守りたいポイントです。

• 花嫁の特権である「白」を基調としたアクセサリーは避ける（パールは例外です）。
• 生花やティアラなど、花嫁と見紛うようなアイテムは使わない。
• 花嫁のウェディングドレスやアクセサリーよりもゴージャスで目立つデザインは選ばない。

この基本原則さえ押さえておけば、大きなマナー違反をしてしまうことはありません。「揺れるか、揺れないか」という点だけを気にするのではなく、「花嫁への敬意」という視点でアクセサリーを選ぶことが、何よりも重要なんです。

「マナー違反かも…」お呼ばれピアスにまつわる3つの不安

「上品なデザインならOK」と分かっても、やっぱり具体的な悩みは尽きないもの。そうですよね。ここでは、多くの方が抱える3つの具体的な不安について、一つひとつ丁寧に解消していきましょう。

昔の迷信？「家庭が揺れる」という説の真相

「揺れるピアスは『家庭が揺らぐ』ことを連想させるから縁起が悪い」。そんな話、耳にしたことがあるかもしれません。これは、言葉の響きや語呂合わせを大切にする、昔ながらの日本の「忌み言葉」の文化から来た考え方です。

とはいえ、現代においてはこの考え方は「根拠のない俗信」と見なされることがほとんど。近年では多くの結婚情報誌や、伊勢丹などの百貨店が発信するフォーマルウェアの特集記事でも、同様の見解が示されています。花嫁さん自身が揺れるタイプのイヤリングを選ぶことも珍しくありません。ですから、この迷信については、もう過度に心配しなくても大丈夫ですよ。

どのくらいからNG？大ぶりピアスの具体的な基準

トレンドでもある「大ぶりピアス」。お呼ばれの場でどこまで許されるのか、その線引きは非常に気になるところですよね。明確に「全長〇cm以上はNG」という厳しいルールはありませんが、判断基準として以下の点を参考にしてみてください。

判断基準	OKラインの目安 ◎	避けるべきNGラインの目安 ×
サイズ感	肩につかない程度の長さ。顔の輪郭に収まる。	肩に触れるほどのロングタイプ。顔幅より大きい。
ボリューム	華奢なパーツの集合体。抜け感のあるデザイン。	塊感のある重厚なデザイン。遠目でも目立つ。
印象	コーディネートに華を添えるアクセント。	ピアスが主役に見えるほどの存在感。

何より大切なのは、全身で見たときのバランスです。鏡の前で少し離れてみて、「ピアスだけが悪目立ちしていないかな？」「花嫁さんより派手に見えないかな？」と客観的にチェックすることが、失敗しないための重要なポイントになります。

周りから浮かない？TPOに合う上品な選択がしたい

最終的に最も大切なのが、その場の空気に合った選択、つまりTPO（Time, Place, Occasion）です。せっかくのドレスアップなのに、会場に着いてから「あれ、私だけちょっと派手かも…？」なんて周りの目が気になったら、心から楽しめないですもんね。

TPOを判断する上で考慮すべき点は、主に以下の通りです。

• 会場の格式: 伝統あるホテルや専門式場か、親しい友人中心のレストランウェディングか。
• 他のゲスト: 親族や職場の上司など、目上の方が多く出席するか。
• 時間帯: 昼間の式か、夜の披露宴か。

これらの状況を総合的に考えて、「控えめな方が良いかな」「少し華やかにしても大丈夫そう」と判断することが、周りから浮かない上品な装いの鍵。さらに一歩進んで、周りの友人と差がつく、けれど決して悪目立ちしない絶妙なお洒落を目指すなら、上質な素材の小ぶりなデザインを選ぶのが正解です。

もう迷わない！お呼ばれピアス選びの絶対法則3つ

ここからは、これまでのポイントを踏まえ、実際にピアスを選ぶための具体的な3つの法則を解説します。この3つを押さえれば、アクセサリー選びがもっと楽しく、もっと簡単になりますよ。

【時間帯】昼は控えめな光沢、夜は華やかな輝きを

フォーマルな場のアクセサリー選びで、非常に重要かつ実践的なルールが「昼と夜の使い分け」。これは、光の当たり方を考慮した、周りの人への配慮から生まれた、とても素敵なマナーなんです。

時間帯	おすすめの素材・輝き	理由とポイント
昼の式	パール、サンゴ、ムーンストーン、マット加工の金属など、輝きが穏やかなもの	強い自然光やカメラのフラッシュで光が乱反射し、写真写りに影響するのを防ぐため。上品な光沢感が◎。
夜の式	ダイヤモンド、クリスタル、ジルコニア、光沢のあるゴールドなど、キラキラと輝くもの	夜の照明の下で美しく映え、お祝いの席にふさわしい華やかさを演出するため。場の雰囲気を盛り上げる効果も。

このように、時間帯によってふさわしい輝きは異なります。招待状で結婚式の開始時間を改めて確認し、それに合わせたピアスを選んでみてはいかがでしょうか。

【立場】友人・同僚と親族で異なるフォーマル度の違い

ゲストとしての新郎新婦との関係性によっても、求められる装いのフォーマル度は変わってきます。自分の立場をわきまえることも、大人の女性として大切なマナーの一つです。

• 親族として参列する場合
  ゲストを迎えるホスト側の立場でもあるため、より控えめで格式高い装いが求められます。アクセサリーも、最もコンサバティブな選択が賢明。品質の良い、小ぶりで揺れない一粒パールやダイヤモンドのスタッドピアスなどが最もふさわしいでしょう。
• 友人・同僚として参列する場合
  親族に比べると、ファッションの自由度は少し高まります。とはいえ、花嫁への敬意という基本原則は同じ。マナーの範囲内で、華奢なチェーンが揺れるタイプや、少しデザイン性のあるピアスを取り入れて、自分らしいおしゃれを楽しむことができます。

【デザイン】ドレスとのバランスで考える引き算の美学

クローゼットの前で、お気に入りのドレスとピアスを並べてみる。そんな時間も、お祝いの準備の楽しみの一つですよね。ピアス単体で考えるのではなく、ドレスやヘアスタイルを含めたトータルコーディネートでバランスを見ることが、洗練されたお呼ばれスタイルを完成させる秘訣です。基本は「引き算」を意識してみましょう。

• シンプルなドレスの場合
  ネイビーやブラックなど、無地で装飾の少ないドレスには、少しデザイン性のあるピアスが良く映えます。耳元にポイントを置くことで、顔周りがぐっと華やかな印象になります。
• レースや柄物のドレスの場合
  ドレス自体が華やかな場合は、アクセサリーは極力シンプルに。ドレスのデザインを邪魔しない、ごく小ぶりな一粒タイプのピアスが最適です。思い切ってネックレスは着けずに、ピアスだけで上品にまとめるのも素敵な選択です。

全体のバランスを見て、トゥーマッチになっていないかを確認することが、お洒落上級者に見せるコツですよ。

マナーもトレンドも両立！お呼ばれ用おすすめピアス5選

さぁ、いよいよお待ちかねの時間です。ここでは、これまで解説してきたマナーのポイントをすべてクリアしつつ、20代〜30代の女性がおしゃれに身につけられる、人気の国内ブランドピアスを5つ厳選してご紹介します。デザインの上品さ、品質、そしてトレンド感を基準に選びましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

1. ヴァンドーム青山｜前後で揺れる上品なパールチェーン

K10イエローゴールドの繊細なチェーンに、上品な淡水パールをあしらったピアスです。

耳の前後にパールが揺れるダブルキャッチ仕様になっており、360度どこから見ても美しい横顔を演出してくれます。長すぎない絶妙なレングスは、まさに「マナー違反にならない揺れるピアス」の答えとも言える一品で、初めて揺れるタイプに挑戦する方にも心からおすすめできます。

• 繊細なロングチェーンが上品に揺れる
• キャッチの付け替えで2Wayの表情を楽しめる
• どんなドレスにも合わせやすい万能デザイン

項目	内容
料金	¥22,000（税込）
素材	K10イエローゴールド、淡水パール（貝パールキャッチ付き）
サイズ	全長 約62.0mm／横 約4.5mm
留め具	樹脂キャッチ＆貝パールキャッチの2種付属（ダブルキャッチ）
公式サイト	公式サイトで詳細を見る

2. ete｜長さを変えられる繊細なアメリカンタイプ

極細のチェーンから小粒のパールが滴るような、トレンドのアメリカンピアス。チェーンをスライドさせることで長さを自由に調整できるため、ヘアスタイルやドレスのネックラインに合わせてベストなバランスを作れるのが魅力です。ミニマルながらも確かな存在感で、洗練された印象を与えてくれます。

• 極細チェーンが作り出すこの上なく上品な揺れ感
• 長さ調整可能でコーディネートの幅が広がる
• ニッケルフリーでアレルギーが気になる方へも配慮

項目	内容
料金	¥17,600（税込）
素材	K10イエローゴールド（ニッケルフリー）、淡水パール
タイプ	アメリカン（通すチェーン式、長さ調整可）
原産国	日本
公式サイト	公式サイトで詳細を見る

3. agete｜顔周りすっきり見えの華奢なロングデザイン

アンティークのような繊細なデザインで人気のageteから、小ぶりなパールをリズミカルにあしらったロングピアスです。縦のラインを強調する華奢なデザインは、顔周りをすっきりと見せてくれる効果も。動くたびに控えめにきらめき、清楚でありながら華やかな耳元を演出します。

• 縦ラインを強調し、顔周りをシャープに見せる
• デイリーユースからオケージョンまで幅広く対応
• ageteならではのクラシカルで洗練された雰囲気

項目	内容
料金	¥30,800（税込）
素材	K10、淡水パール
品名	K10パールロングピアス
参考掲載	and ST 公式内同品番掲載あり（586155）
公式サイト	公式サイトで詳細を見る

4. Jouete｜揺れない安心感、ミニマルな一粒パール

「どうしても揺れるのは気になる…」という方や、親族として参列する方に最適なのが、こちらのスタッドピアス。K10イエローゴールドで優しく包まれたプチパールが、耳元にさりげない光沢をプラスします。究極にシンプルだからこそ、パールの持つ本来の上品さが際立ち、どんなシーンでも失礼にあたらない絶対的な安心感があります。

• TPOや立場を選ばない、控えめで万能なデザイン
• 品質と価格のバランスが良く、初めてのフォーマルピアスにも
• 揺れないタイプなので、格式高い場でも安心

項目	内容
料金	¥15,400（税込）
素材	K10イエローゴールド、淡水パール／キャッチ：K10YG（ニッケルフリー）＋シリコン
タイプ	スタッド（揺れなし、耳に沿うミニマルサイズ）
原産国	タイ（製造国表記）
公式サイト	公式サイトで詳細を見る

5. Ponte Vecchio｜パール以外の選択肢、輝くダイヤ

パール以外の選択肢を探している方には、ダイヤモンドの繊細な輝きがおすすめです。パヴェセッティングのように見えながらも華美になりすぎないデザインは、さすがPonte Vecchio。揺れない小ぶりな設計で、特に夜のパーティーシーンで上品な華やかさを発揮します。一つ持っていると、冠婚葬祭など様々なフォーマルシーンで長く使える、まさに大人のためのベーシックアイテムです。

• ダイヤモンドの繊細な輝きが顔周りを格上げ
• 冠婚葬祭でも使いやすいタイムレスなデザイン
• パールが苦手な方のフォーマルな選択肢として最適

項目	内容
料金	¥59,400（税込）
素材	K10イエローゴールド、ダイヤモンド 合計0.08ct
サイズ	縦 約6.7mm × 横 約4.2mm × 厚さ 約1.4mm
タイプ	スタッド（揺れなし）
公式サイト	公式サイトで詳細を見る

結婚式ピアスのよくある疑問をQ&Aでスッキリ解決

最後に、多くの方が「これってどうなんだろう？」と疑問に思う細かい点を、Q&A形式で解消していきますね。

Q1. イヤリングでもマナーは同じですか？人気の理由は？

はい、ピアスに適用されるマナーは、すべてイヤリングにも同様に適用されます。デザインの大きさや揺れ、素材、時間帯のルールなど、両者に違いはありませんのでご安心ください。

イヤリングが選ばれる理由としては、ピアスホールを開けていない方はもちろん、「大ぶりなデザインを安定して着けたい」「長時間の着用でも痛くなりにくい留め具を選びたい」といった理由から、あえてイヤリングを選ぶ方も多いんですよ。

Q2. ゴールド素材は昼の結婚式では避けるべきですか？

ゴールドはその強い輝きから、主として夜の結婚式に適した素材とされています。とはいえ、昼の式で絶対NGというわけではありません。

昼間にゴールドを着用したい場合は、表面に艶消し（マット）加工が施されたものや、肌なじみが良く柔らかな色合いのピンクゴールドであれば、輝きが抑えられるため上品にまとまります。デザインと加工次第で、昼の式でも素敵に着けこなせます。

Q3. 和装で参列する場合、ピアスはつけても平気？

日本の伝統衣装である和装（着物）の場合、アクセサリーのマナーは洋装とは全く異なります。基本的には、着物そのものの美しさを活かすため、結婚指輪以外のアクセサリーは身に着けないのが最もフォーマルとされています。

もしピアスを着けるのであれば、最大限の控えめさが求められます。耳たぶにぴったりと収まる、直径数ミリの一粒パールのような極小のスタッドタイプが許容範囲の限界。揺れるデザインや大ぶりのものは、和装の品格を損なってしまうため、避けるのが賢明です。

Q4. 手作りやプチプラのピアスでも失礼になりませんか？

アクセサリーの価値は、必ずしも値段だけで決まるものではありません。手作りや比較的安価なピアスであっても、フォーマルな場にふさわしい品質とデザインであれば、決して失礼にはあたりません。

重要なのは、プラスチックや毛糸といった明らかにカジュアルな素材を避け、プロが作ったような丁寧な仕上がりであること。心を込めて作られた高品質なハンドメイド作品は、量産品のアクセサリーよりも素敵に見えることもたくさんありますよ。

自信を持って輝く！祝福の気持ちを添えるピアス選び

ここまで、結婚式のお呼ばれにおけるピアスのマナーについて詳しく見てきましたが、いかがでしたか？たくさんのルールがあるように感じたかもしれませんが、大切なポイントはとてもシンプルです。

マナーの新常識を理解しておしゃれを楽しもう

「揺れるピアスはNG」という古いマナーに、もう縛られる必要はありません。大切なのは、「花嫁への配慮」という大原則を心に留めながら、「上品なデザイン」を選ぶこと。そして、式の時間帯や会場の雰囲気に合わせたTPOをわきまえることです。

これらの新常識さえ理解していれば、マナー違反を恐れることなく、自信を持って自分らしいおしゃれを楽しめるはずです。

あなたにぴったりの一つで、最高の一日を迎えましょう

アクセサリーは、あなたのお祝いの気持ちに華を添えるためのもの。マナーを守ることはもちろん大切ですが、一番素敵なのは、ゲスト自身が心からお祝いを楽しみ、笑顔でその場にいることではないでしょうか。

この記事が、そのためのアクセサリー選びの一助となれたなら、とても嬉しいです。あなたにぴったりのピアスを見つけて、大切なご友人の最高の一日を、輝く笑顔でお祝いしてあげてくださいね。

今回ご紹介したピアスも参考に、ぜひご自身にぴったりのアクセサリーを見つけてみませんか？公式サイトを覗いてみると、きっと心ときめく出会いがありますよ。