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エルメスの刻印が消える理由は?正規品との見分け方

エルメスの刻印が消える理由

エルメスのバッグや財布をお持ちの方は、製品に刻印があることをご存知でしょうか。

この刻印には、製造年やアトリエ、職人などの重要な情報が含まれています。

しかし、長年使用しているうちに、エルメスの刻印が消えてしまうことがあります。

刻印が消えた場合、本物なのか偽物なのか判断に困ることもあるでしょう。

そこで今回は、エルメスの刻印が消える原因や正規品との見分け方、製造年の特定方法などを詳しく解説します。

大切なエルメス製品を末永く使うために、ぜひ参考にしてください。

この記事のポイント

  • エルメスの刻印が消えるのは主に経年劣化やスレが原因である
  • 刻印が消えても必ずしも偽物とは限らず、総合的な判断が必要である
  • 刻印から製造年は特定できるが、アトリエや職人の詳細はわからない
  • 刻印は判断材料の1つであり、他の要素も見て真贋を見極めるべきである

エルメスの刻印が消えるのはなぜ?本物との見分け方も解説

エルメスの刻印が消える理由

エルメスのバッグや財布などの革製品には、製造年やアトリエ、職人を示す刻印が入っています。しかし、長年使っているうちに刻印が消えてしまうことがあるのをご存知でしょうか。

エルメスの刻印が消えるのは、主に経年劣化やスレによるものです。 特に古いエルメス製品は、刻印が薄くなっていたり、皮革の斑に紛れて見にくくなっていたりすることがあります。

長年愛用していると、どうしても刻印は薄くなってしまいます。でも、それはエルメスを大切に使ってきた証でもあるのです。

ただし、刻印がないからといって偽物とは限りません。エルメスの刻印は職人が手作業で打刻しているため、稀に刻印を入れ忘れたり、通常とは違う場所に入れたりすることもあるのです。

そこで今回は、エルメスの刻印が消える原因と、本物との見分け方について詳しく解説していきます。

エルメスの刻印から偽物を見分ける方法

エルメスの刻印は本物を証明する重要な役割を果たしていますが、巧妙な偽物も存在します。偽物の刻印は、文字のフォントや間隔、深さなどが本物とは異なることが多いです。

例えば、カルティエのラブブレスも同様に、購入前にいくつか確認すべきポイントがあります。カルティエのラブブレスを自分で買う前に知っておくべき5つのことを参考にしてみてください。

例えば、本物の刻印は均一できれいな形をしていますが、偽物は文字がゆがんでいたり、にじんでいたりします。また、刻印の位置が正規品とは違う場所にあるケースもあります。

エルメスの刻印から偽物を見分けるには、正規品の刻印の特徴をよく理解しておく必要があります。 不安な場合は、エルメス直営店や正規販売店、信頼できる鑑定士に相談するのがおすすめです。

高額なエルメス製品は、購入前に必ず真贋を確認することをおすすめします。少しでも不安があれば、専門家の意見を仰ぐのが賢明ですよ。

刻印がないエルメス製品を見つけました。これは偽物でしょうか?

刻印がないからといって、すぐに偽物だと判断するのは早計です。古いエルメス製品の中には、刻印自体が入っていないものもあるんです。素材の質感や縫製、金具など、総合的にチェックすることをおすすめします。それでも判断がつかない場合は、ぜひ専門家に相談してみてくださいね。

例えば、カルティエのラブブレスも同様に、購入前にいくつか確認すべきポイントがあります。

カルティエのラブブレスを自分で買う前に知っておくべき5つのことを参考にしてみてください。

刻印がないエルメスは本物である可能性も

前述の通り、エルメスの刻印は職人が手作業で打刻しているため、稀に刻印がないこともあります。特に昔のエルメス製品は、刻印を入れていないケースが多いと言われています。

また、エルメスのバッグなどは使い込むほどに風合いが出て、刻印が消えてしまうこともあります。古いエルメス製品の場合、刻印の有無だけで真贋を判断するのは難しいでしょう。

刻印がないエルメスが本物か偽物かを見極めるには、革の質感や縫製、金具の作りなど、総合的にチェックする必要があります。 自分で判断できない場合は、専門家に鑑定してもらうのが確実です。

エルメスの刻印から本物と偽物を見極めるコツ

エルメスの刻印から本物と偽物を見極めるには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。

まず、エルメスの刻印は基本的にアルファベットと数字の組み合わせになっています。アルファベットは製造年を表し、数字はアトリエや職人のイニシャルを示しています。

本物のエルメスの刻印は、年代によって形が異なります。例えば、1971年〜1996年はアルファベットが○で囲まれ、1997年〜2014年は□で囲まれています。偽物では、これらの特徴が再現されていないことがあります。

また、本物のエルメスの刻印は、角ばっていてくっきりとしているのが特徴です。一方、偽物の刻印は、かすれていたりにじんでいたりすることが多いです。

エルメスの刻印から本物と偽物を見極めるには、正規品の特徴を熟知し、細部までよくチェックする必要があります。 少しでも不安があれば、専門家に相談するのが賢明でしょう。

また、エルメスと同様に、シャネルも人気の高い高級ブランドです。シャネルのネックレスを修理する場合、正規店と専門店どちらが良いのか、費用やサービス内容を比較検討してみましょう。

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エルメスの刻印から製造年代を読み解く

エルメスの刻印には製造年を表すアルファベットが入っており、これを見れば大まかな製造年代がわかります。

例えば、1971年〜1996年はアルファベットが○で囲まれており、Aから始まってZまで順に進んでいきます。1997年〜2014年は□で囲まれ、こちらもAから始まってRまで順に進みます。

2015年以降は少し特殊で、TやX、Aなどのアルファベットがランダムに使われています。これらのアルファベットと製造年の対応表は以下の通りです。

製造年刻印
2015年T
2016年X
2017年A
2018年C
2019年D
2020年Y
2021年Z
2022年U
2023年B
2024年W

このように、エルメスの刻印を見ればおおよその製造年代がわかります。 ただし、2015年以降はアルファベットと製造年の対応を覚える必要があるので注意しましょう。

エルメスの刻印から製造年代を特定できるように、カルティエのチェーンネックレスにも年代によって人気デザインがあります。カルティエのチェーンネックレスの年代別デザインと口コミを参考に、お気に入りの一品を見つけてみてはいかがでしょうか。

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エルメスの刻印の種類と一覧

エルメスの刻印にはいくつかの種類があり、製造年やアトリエ、職人、素材などを示しています。ここでは、主なエルメスの刻印の種類と一覧を紹介します。

1. 製造年の刻印

  • 1971年〜1996年: アルファベットが○で囲まれている
  • 1997年〜2014年: アルファベットが□で囲まれている
  • 2015年以降: アルファベットのみ(ランダム)

2. アトリエと職人の刻印

  • アルファベットと数字の組み合わせ
  • 詳細は非公開

3. 素材の刻印

  • クロコダイル・ポロサス: ^
  • クロコダイル・ニロティカス: ・・
  • アリゲーター: □
  • リザード: -

4. その他の刻印

  • スペシャルオーダー品: 馬蹄マーク
  • ソルド品: Sマーク
  • 職人や工房を示す特殊な刻印: 星マークなど

このように、エルメスの刻印にはさまざまな種類があり、それぞれが重要な情報を示しています。エルメス製品を手に入れた際は、刻印の種類や意味を確認してみると良いでしょう。

エルメスの刻印が消えてしまう原因と対処法

エルメスの刻印が消える理由

前述の通り、エルメスの刻印は長年の使用により消えてしまうことがあります。ここでは、エルメスの刻印が消える原因と、その対処法について解説します。

エルメスの刻印の見方を詳しく解説

エルメスの刻印は、アルファベットと数字の組み合わせになっています。アルファベットは製造年を表し、数字はアトリエや職人のイニシャルを示しています。

刻印の見方は以下の通りです。

  1. 製造年を示すアルファベットを確認する
  2. アトリエと職人を示す数字を確認する
  3. 素材を示す記号があれば確認する
  4. その他の特殊な刻印があれば確認する

ただし、アトリエと職人を示す数字の詳細は非公開となっているため、一般の人が読み取ることはできません。

エルメスの刻印を見る際は、まずは製造年に注目するのがおすすめです。 製造年がわかれば、おおよその製品の価値や希少性を判断できます。

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エルメスの刻印はどこに打刻されている?

エルメスの刻印は、製品によって打刻されている場所が異なります。主な製品の刻印位置は以下の通りです。

  • バーキン: ベルトの裏側(2014年以前)、バッグ内側(2015年以降)
  • ケリー: ベルトの裏側(2014年以前)、バッグ内側(2015年以降)
  • ボリード: ファスナーエンド付近のタブの裏側
  • ピコタン: バッグ内側の金具付近
  • リンディ: ファスナーの引き手の裏側

財布など小さい製品の場合は、内側の柄や縫い目に紛れて刻印が見つけにくいことがあります。刻印を探す際は、明るい場所で丁寧に確認することが大切です。

また、エルメスの刻印は手作業で打刻されるため、製品によって位置が多少ずれることもあります。刻印の位置だけで真贋を判断するのは避けましょう。

エルメスの財布の刻印はどこにある?

エルメスの財布は、ベアンスフレやドゴンなど種類が豊富です。財布の刻印は、以下の場所に打刻されていることが多いです。

  • ベアンスフレ: コインケースの裏側(古いタイプはコインケース内部)
  • シルキーポップ: 内側のファスナー付近
  • ドゴン: カードポケットの裏側

ただし、これはあくまで一般的な位置であり、製品によって異なる場合があります。

エルメスの財布の刻印は非常に見つけにくいので、購入時は必ず確認するようにしましょう。 特に中古品を購入する際は、刻印の有無と位置を必ずチェックすることをおすすめします。

エルメスのバッグに打刻された製造刻印の場所

エルメスのバッグに打刻された製造刻印の位置は、バッグの種類や製造年代によって異なります。

代表的なエルメスのバッグの刻印位置は以下の通りです。

バッグ名刻印位置(2014年以前)刻印位置(2015年以降)
バーキンベルトの裏側バッグ内側の左上
ケリーベルトの裏側バッグ内側の左上
ピコタン-バッグ内側の金具付近
ボリードファスナーエンド付近のタブの裏側同左
リンディファスナーの引き手の裏側同左

このように、2014年以前と以降でバーキンとケリーの刻印位置が変更されています。 これは、偽造品対策のために行われたと言われています。

エルメスのバッグを購入する際は、必ず刻印の位置を確認し、正規品であることを確かめましょう。

2024年現在のエルメスの刻印について

エルメスの刻印が消える理由

2024年現在のエルメスの製造刻印は、アルファベットのみが使用されています。2024年の製造刻印は「W」です。

2015年以降のエルメスの製造刻印は、以下のようにアルファベットと製造年が対応しています。

製造年刻印
2015年T
2016年X
2017年A
2018年C
2019年D
2020年Y
2021年Z
2022年U
2023年B
2024年W

2025年以降の製造刻印がどのアルファベットになるかは、まだ明らかになっていません。

エルメスの製品を購入する際は、製造刻印を見て製造年を確認することをおすすめします。 特に中古品の場合は、製造年によって価値が大きく変わることがあるので注意が必要です。

エルメスのT刻印は何年製?

エルメスのT刻印は、2015年製を示しています。

2015年から2024年までのエルメスの製造刻印は、以下のようにアルファベットと製造年が対応しています。

製造年刻印
2015年T
2016年X
2017年A
2018年C
2019年D
2020年Y
2021年Z
2022年U
2023年B
2024年W

T刻印のエルメス製品は、2015年製であることがわかります。 2015年は、エルメスの刻印の表記ルールが変更された年でもあります。

2015年以前は、アルファベットが○や□で囲まれていましたが、2015年以降は囲みがなくなりました。また、アルファベットと製造年の対応もランダムになっています。

このため、2015年以降のエルメス製品の製造年を判断するには、上記の対応表を参照する必要があります。

エルメスのU刻印の意味とは?

エルメスのU刻印は、2022年製を示しています。

2015年から2024年までのエルメスの製造刻印は、以下のようにアルファベットと製造年が対応しています。

製造年刻印
2015年T
2016年X
2017年A
2018年C
2019年D
2020年Y
2021年Z
2022年U
2023年B
2024年W

U刻印のエルメス製品は、2022年製であることがわかります。 2022年は、新型コロナウイルスの影響が続いた年でもあります。

エルメスは、パンデミックによる生産の遅れや売上の減少など、さまざまな影響を受けました。しかし、オンライン販売の強化や新製品の発表などにより、徐々に業績を回復させています。

U刻印のエルメス製品は、そうした困難を乗り越えた年に製造されたものと言えるでしょう。

エルメスの刻印についてのよくある質問Q&A

Q1. エルメスの刻印が消えている場合は偽物?

A1. 必ずしもそうとは限りません。エルメスの刻印は職人の手作業で打刻されるため、稀に入れ忘れや打刻位置の違いがあります。また、長年の使用により刻印が薄くなったり消えたりすることもあります。刻印の有無だけで真贋を判断するのは避けましょう。

Q2. エルメスの刻印から製造年を特定できる?

A2. 可能です。エルメスの製造刻印には、製造年を示すアルファベットが含まれています。ただし、2015年以降はアルファベットと製造年の対応がランダムになっているため、対応表を参照する必要があります。

Q3. エルメスの刻印の位置は決まっている?

A3. 製品によって異なります。バーキンやケリーは、2014年以前はベルトの裏側、2015年以降はバッグ内側に刻印されています。財布など小さい製品は、内側の柄や縫い目に紛れて見つけにくいことがあります。

Q4. エルメスの刻印からアトリエや職人はわかる?

A4. 刻印にはアトリエと職人を示す数字が含まれていますが、詳細は非公開となっています。一般の人が読み取ることはできません。

Q5. エルメスの刻印は必ず確認すべき?

A5. 特に購入時は必ず確認しましょう。刻印の有無や位置、内容を見ることで、正規品であるかどうかを判断できます。ただし、刻印はあくまで判断材料の1つであり、他の要素も総合的に見る必要があります。

エルメスの刻印に関するまとめ

エルメスの刻印が消える理由

エルメスの刻印は、製造年やアトリエ、職人、素材などを示す重要な情報が含まれています。特に製造年を示すアルファベットは、製品の価値や希少性を判断する上で欠かせません。

ただし、エルメスの刻印は手作業で打刻されるため、稀に入れ忘れや打刻位置の違いがあります。また、長年の使用により刻印が薄くなったり消えたりすることもあるので注意が必要です。

エルメス製品を購入する際は、必ず刻印の有無や内容を確認し、正規品であることを確かめましょう。また、中古品の場合は刻印から製造年を読み取り、価値を見極めることも大切です。

しかし、刻印はあくまで判断材料の1つに過ぎません。素材や縫製、金具など、他の要素も総合的に見て真贋を判断する必要があります。

エルメスの刻印は奥が深く、すべてを理解するのは難しいかもしれません。少しずつ知識を深めながら、大切なエルメス製品を末永く使っていきたいですね。

まとめ

  • エルメスの刻印は製造年やアトリエ、職人、素材などの情報を示している
  • 刻印が消えるのは主に経年劣化やスレが原因だが、偽物とは限らない
  • 偽物の刻印は文字のフォントや間隔、深さなどが本物と異なることが多い
  • 刻印がないエルメスでも本物の可能性があり、総合的に判断する必要がある
  • エルメスの刻印は年代によって形が異なり、アルファベットと数字の組み合わせになっている
  • 刻印の位置はバッグや財布によって異なるため、購入時は必ず確認すべきである
  • 2015年以降の刻印はアルファベットと製造年の対応がランダムになっている
  • エルメスの刻印は手作業で打刻されるため、稀に入れ忘れや打刻位置の違いがある
  • 刻印からアトリエや職人の詳細はわからないが、製造年は特定できる
  • 刻印は判断材料の1つであり、他の要素も総合的に見る必要がある

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